冬の朝に聞きたくなってしまう声とは【菅野樹梨】

2重の窓に加えてブラインドを下ろしている。そんな万全の対策をしても冷気がこの部屋には溢れる。そこにルームメイトのショーンのいびき声がこだましてしまう。いかんいかん、心が沈んでしまう。そう思いながらパソコンの前に立ち、Youtubeをいつも開く。

昔から音楽は大好きだ。でも、最近はどうも知っている曲を聞くのに疲れてしまった。新しいアーティストを探す気力もない、そんなときはこうやってYoutubeサーフィンを楽しむ。

さぁ、なにを聴こうか。

紅白で聞いて、いいな。って思ったSHISHAMOから始まり、米津玄師、そしてカバー曲をアップロードするコバソロという人のチャンネルにたどり着いた。彼のチャンネルでは多くの女性シンガーなどをボーカルに起用して、動画を制作している。

そんなところでみつけたのがこれ。菅野樹梨さんがボーカルを務めている。Aimerのカタオモイ。

サムネを見たときは、「えらい昭和感あるな。でも真っ赤なパーカー着てるのいいぞ。」と思って、聴き始める。

なんじゃこりゃ。すごい。いままでYoutubeの音楽は、ブラウザの別タブで再生して聞くものだと思っていた。しかし、この動画に関してはまさに、心できいた。まさに聴くである。

耳だけじゃなくて、視覚的にもなにか感じる。彼女の感情の詰まった表現力に圧倒された。しかも弱冠17歳らしい。まいったこれは。なんてことだ。「見ず知らずの人を応援するっていうことはこういうことなんだ。」そう思った。

冬って結構感情的になりやすかったりする。人肌が恋しくなったり、温かいものが欲しくなってしまったり。そんな季節にこの曲はすっぽりと心にハマる。

だから音楽は素晴らしい。

こりゃーあかん。Twitterはどこだ?と探したらありました。SNSブランディングという考えがあってよかった。見ていくと、動画の印象とはまた違うようにも思えた。ギャップ素晴らしい。

こういう出会いがあるから、音楽は素晴らしい。菅野樹梨さんの曲がもっと沢山の人の心を響す日が来ることを楽しみにしている。

オリジナル曲もあるらしい。すごく良いから聴いてほしい。


やっぱ音楽ってたまんねーな。

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